Solaris10 for x86 インストール

2008年03月01日
Solaris 10 8/07 for x86 のダウンロードから起動までを説明します。なお作業は VMWare のゲスト OS として行っていますので通常のインストールと若干異なる部分が あるかもしれません。

インストール DVD の作成

準備

Solaris 10 for x86 のインストールに必要なマシンスペックは以下の通りです。

CPU 500MHz 以上
メモリ 640MB 以上 (これ以下でも対話型テキストインストールは可能)
ハードディスク 10GB 以上
CD/DVDドライブ ブート可能なもの (VMWare のゲスト OS としてインストールする場合は不要)

またインストール作業のリソースとして以下が必要です。

  • 10GB ほどの作業用ディスクスペース
  • ISO イメージの焼ける DVD-R や DVD-RW など (VMWare のゲスト OS として インストールする場合は不要)
  • Linux をインストールできる程度の Unix の知識と簡単な英語の読解力

ダウンロード

Solaris 10

まず ダウンロードサイト でユーザ登録を行い DVD の ISO イメージ (ZIP 形式) をダウンロードします。DVD の内容はセグメント 1 と 2 に分割されています。また CVS や Berkeley DB などの 追加パッケージ DVD (Companion DVD) も必要です。

  1. Solaris 10 8/07 x86 DVD segment 1, Multi-language
  2. Solaris 10 8/07 x86 DVD segment 2, Multi-language
  3. Solaris 10 8/07 Companion DVD, Multi-language
  4. Solaris 10 8/07 Documentation DVD, English

ダウンロードは無応答状態に陥りやすいため wget などのダウンロードツールを 用いてレジューム & 自動リトライを繰り返す事をお勧めします。

# wget -t 0 -c -T 30 "https://sdlc4a.sun.com/..." -O savename

ダウンロードが完了したら md5sum で内容が破損していないことを確認してください (実際ダウンロードした 1 ファイルが壊れていました)。

# md5sum sol-10-u4-ga-x86-dvd-iso-a
7e646c540ef7f70aaa1899e60df0875b  sol-10-u4-ga-x86-dvd-iso-a

解凍

ダウンロードした ZIP ファイルの MD5 の確認が完了したら unzip で解凍します。

root@oregano$ ls
total 4504600
drwxr-xr-x 2 nobody nogroup       4096 Mar  1 16:51 ./
drwxr-xr-x 3 nobody nogroup       4096 Mar  1 16:50 ../
-rw-r--r-- 1 nobody nogroup        127 Mar  1 12:39 md5sum.list
-rw-r--r-- 1 nobody nogroup        123 Mar  1 12:46 md5sum_doc.list
-rw-r--r-- 1 nobody nogroup       1318 Mar  1 12:28 md5sum_x86.list
-rw-rw-r-- 1 nobody nogroup 1472593920 Jul 12  2007 sol-10-u4-companion-ga.iso
-rw-rw-r-- 1 nobody nogroup  417136640 Aug 23  2007 sol-10-u4-doc-ga-dvd.iso
-rw-r--r-- 1 nobody nogroup 1384120320 Aug 18  2007 sol-10-u4-ga-x86-dvd-iso-a
-rw-r--r-- 1 nobody nogroup 1334312960 Aug 18  2007 sol-10-u4-ga-x86-dvd-iso-b

連結

分割された DVD セグメントを連結して ISO イメージを作成します。念のため連結後の ファイルにも md5sum を実行し、md5sum_x86.list のハッシュ値と等し いことを確認して下さい。

root@oregano$ cat sol-10-u4-ga-x86-dvd-iso-[ab] > sol-10-u4-ga-x86-dvd.iso

VMWare 上にインストールする場合は ISO イメージファイルをそのまま DVD デバイス として認識させることが出来るため焼きこみ作業は不要です (ゲスト OS の CD-ROM 設定に ISO イメージを指定してください)。通常のインストールでは DVD-R などに 焼き込みを行ってください。

インストールの実行

日本語 GUI でインストールを行うには 640MB のメモリが必要です。それより低い 場合はかなりの確率で途中で固まります。どうしても最後まで行かない場合は英語 やテキストモードで試してみてください。またネットワーク関係の問題で先に進めない 場合は DHCP や DNS 設定を全て無効にし、インストールが完了してから手作業で修正 してください。

VMWare

VMWare ではあらかじめ Solaris 用の仮想マシンを作成して下さい。既存のゲスト OS に上書きする場合は起動時の BIOS 画面で ESC を押して CD-ROM からのブートを選択 して下さい。

導入が終わったら VMWare Tools を導入してください。8/07 の標準のネットワーク ドライバでは数分おきに NIC が無応答になり他からつながらなくなります。

マシンの基本情報設定

インストール DVD からマシンをブートしすると GRUB が起動します。一番上の [Solaris] を選択して下さい。

GRUB起動メニュー

動作モードを選択します。対話型インストールを行うため一番上の [Solaris Interactive (default)] を選択して下さい。

動作モード

キーボードレイアウトの選択画面に移動します。日本語 109 キーボードの場合は [Japanese] を選択して ENTER を押し [X] 状態にして F2 を押します。

Configure Keyboard Layout

以降 GUI でのインストールとなりますが、トラブル回避のため「次の画面で 30 秒以上何の操作もなければテキストモードでインストールを続行する」と示され ています。ENTER を押して続行します。

GUI テスト確認

X が起動します。左上のコンソールが確認入力待ちになっていますので 30 秒以内に マウスカーソルをあわせて ENTER を押して下さい。

GUI 動作確認

インストールの言語を選択します。日本語を使用する場合は 4 を入力します。

言語選択

GUI インストールが開始します。

ようこそ

ネットワーク設定

ネットワーク関連の設定をこ行うかどうかを選択します。

ネットワーク接続性

pcn0 (ネットワークインターフェース) で DHCP を有効にするかどうかを選択します。 ここでは DHCP を使用しない設定で説明を続行します。

pcn0 用の DHCP

pcn0 で IPv6 を有効にするかどうかを選択します。

pcn0 用の IPv6

Kerberos 認証を有効にするかどうかを選択します。

Kerberos

使用するネームサービスを選択します。ここでは DNS によるネームサービスを選択した ものとして説明を続けます。

ネームサービス

このマシンのドメイン名を選択します。

ドメイン名

DNS サーバの IP アドレスを入力します。

DNS サーバのアドレス

DNS 検索一覧を入力します。

DNS 検索の一覧

NFSv4 のドメイン名を指定します。

NFSv4 ドメイン名

システム設定

時間帯 (タイムゾーン) の指定方法を選択します。

時間帯

タイムゾーンの地域を選択します。日本の場合は [アジア]-[日本] を選択します。

大陸と国

現在の日付と時刻を設定します。

日付と時刻

root ユーザのパスワードを設定します。

root のパスワード

初期状態で telnet や FTP などいくつかのネットワークサービスを有効にするかどうかを 選択します。セキュリティ的な理由で必要なサービスを全て手作業で有効化する場合は いいえを選んでください。

リモートサービスの有効化

ここまでのインストール設定を確認します。警告やエラーが出た場合は戻って設定を 見直してください。

情報の確認

インストールの設定

インストールを開始します。

ようこそ

インストール完了後の自動リブートと DVD 取り出しを指定します。

インストーラ・オプション

インストールに使用するメディアを指定します。

媒体の設定

ライセンス契約書を読んで同意します。

ライセンス

インストール形式を選択します。ここでは [カスタムインストール] を選択したものと して進めます。

インストール形式の選択

システムにインストールするロケールを選択します。日本語環境の対応文字コードは 以下の通りですが全部選択しておくことも可能です。

jaEUC-JP (過去の Solaris と互換)
ja_JP.PCKShift_JIS
ja_JP.UTF-8UTF-8

ソフトウェアのロケール選択

インストールするロケールの中でシステムのデフォルトロケールを選択します。

システムのロケール選択

追加インストールする製品を選択します。デフォルトでは Sun Validation Test Suite というハードウェア互換性テストツールが含まれています。

製品の選択

追加の製品をインストールする方法を選択します。

追加製品の指定

インストールするソフトウェアを選択します。[全ディストリビューション] がフル インストールを表しているためサーバ/ワークステーション用途ならこれで良いで しょう。カスタムする場合もこれから不要なものを削除するのが楽です。

Solaris ソフトウェグループの選択

インストール先のディスクを選択します。

ディスクの選択

パーティションをカスタマイズする物理ディスクを選択します。

fdisk パーティションをカスタマイズするディスクの選択 fdisk パーティションをカスタマイズするディスクの選択

デフォルトで提案してくるパーティション設計はホームに全力で割り当てて / が最小限の 容量しかありません (そもそも変更する前提だと思いますが)。適切なパーティション設計 を行い容量を割り当てて下さい。

ファイルシステムの配置

インストールを開始します。

インストールの準備完了

終了するとインストールされたアプリケーション一覧が表示されて一定時間後に再起動します。

Login
CVS 2008/03/10